一度きりの「いま」。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 琵琶湖近くのホテルにて読了。 「潤一」と出会った14歳から62歳までの、 9人の女性たちの視点で描かれた連作短編集。 女たちの日常にふらりと現れて、またふらりと去っていく。 潤一のような男の存在が必要になる瞬間が、 女の人生にはあるのかもしれません。 「ニシノユキヒコの恋と冒険」(川上弘美)を思い出しました。 こういうことはよく起こる。どうしてなのか、この頃俺は考えない。考えたところで、どうにもならない。俺は、足について行くしかないからだ。それにしても、俺は自分の足が、どうも信用ならない。俺の足は、俺のことを知っちゃいないというか、俺の希望とか俺の幸福とかとは無関係に、昔から、いつでも勝手に動く気がする。 PR 作家、アナウンサー、スポーツ選手、漫画家、ミュージシャン等、 それぞれの道を極め輝き続ける27人の女性たちからの、 「妹たち」へのメッセージ。 彼女たちのメッセージは、本当に率直で等身大。 私の進むべき道はこれだ!と 最初から悩みもなく突き進んできた人なんて一人もいない。 こっちでいいのか、あっちの方がいいかも、と迷いながら、 でも目の前のことに一生懸命に取り組んで来た。 ただ、そこにはやはり強い芯がある。 だからこそ彼女たちのメッセージは、力強くて、個性的で、 努力の結果の自信に裏打ちされている。 これから何度でも読み返したい一冊です。 「自分に向いている仕事を探す」という表現に出会うことがあるが、私は、そんなことを考えたことがない。十代も二十代も、そして今も、いつも目の前にある、自分に与えられた仕事に一生懸命に取り組んでいる。一つひとつに熱心に接することで次の仕事につながり、新たな展開が生まれてきたように思う。与えられた仕事に情熱的に取り組むことが、ハッピーの源なんじゃないかな、と思うことが多い。(佐々木かをり) 私はいつも、運の悪い時に扉を開けてきた。 自分の欠点を意識すること。それがリーダーの必要条件ではないでしょうか。自分の限界を知ることは諦めではなく、学ぶことの始まりだと思います。(潮谷義子) その、「内側を本気で覗きこんだ」という経験こそが、その女性を美しく輝かせることになるような気がしてならない。自分自身を覗き込むことに耐えられず、逃げ出して、表層の人生を楽しんでいるだけの人に、本当に美しい人がいた試しがないのだ。(小池真理子) 私は死ぬまでに自分の持って生まれた可能性をすべて生かしたい。それが自分に対する責任だと思っている。年をとると失うものも多いが、年をとらねばできないことがある。だから私は今、この年齢であることを楽しんで生きている。(海原純子) 会社の後輩に貸してもらいました。 久しぶりに減点方式で読んでしまった本です。 舞台は山形県の盛岡市。 鉱石店でアルバイトをする主人公は、 「もう誰も好きにならない」と心に決めていた。 物語にはどんどん引き込まれていって2日で読み切ってしまったけど、 それぞれのエピソードがぶつ切りなこと、 物語の展開の仕方、会話の進み方は、減点要素でした。 あと、ここが一番気になったのですが、 登場人物たちの心の痛みに共感できなかった。 私の心にはいまいち響いてこなかったです。 「都合のいい解釈だと思ったら笑ってくれよ」 こちらも同じ友達に貸してもらいました。 映画化されてたので、作品自体はもともと知ってました。 題名がすごくいい。 ただ、もっと明るい話かと思っていたので、 ちょっと意外ではありました。 現在と過去の時間が交錯するスタイルの書き方で、 最後はその間隔も短くなっていき、 どきどきしながら読みました。 次はどの作品を読もうかな? 「わたしはね、ずっと他人のことなんてどうでも良かったんだけど」麗子さんは、自分が笑ったことに取り乱した様子もなかった。すでに、いつもの冷血の顔に戻っている。「最近は、少しずつ考えが変わってきた」 会社の友達に貸してもらいました。 この人の作品を読むのはこれで3作目。 伊坂ファンが彼の作品をどんどん読み進めて行く理由がわかった気がした。 それぞれの作品がつながっていたりして、 魅力的な登場人物やその会話、物語の組み立て方は、 伊坂ワールドならではです。 章の区切り方と見出し、登場人物ではお父さんがいいなと思いました。 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」春は、誰に言うわけでもなさそうで、噛み締めるように言った。「重いものを背負いながら、タップを踏むように」 |
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プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。
2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。 将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること! いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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