石の花

会社の後輩に貸してもらいました。
久しぶりに減点方式で読んでしまった本です。

舞台は山形県の盛岡市。
鉱石店でアルバイトをする主人公は、
「もう誰も好きにならない」と心に決めていた。

物語にはどんどん引き込まれていって２日で読み切ってしまったけど、
それぞれのエピソードがぶつ切りなこと、
物語の展開の仕方、会話の進み方は、減点要素でした。

あと、ここが一番気になったのですが、
登場人物たちの心の痛みに共感できなかった。
私の心にはいまいち響いてこなかったです。

「都合のいい解釈だと思ったら笑ってくれよ」
　僕と雪衣は同時に首を振った。
「生死の境を越えて、それでも続いていく気持ちがあるというのならば、生死の境を越えたさよならがあってもいいんじゃないかと思うんだよ」