一度きりの「いま」。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「性」を描いた作品は数多くあるけれど、 それが作品としてどっちに転ぶかは、 その作者の力量による。 「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した一作目、 『ミクマリ』を読んだだけではわからなかった。 あぁ、そっち側かぁ、と残念に思ってしまったくらい。 しかし続編の『世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸』を読んで、 ぱっと視界が開けたようにこの作品の良さがわかり、 『2035年のオーガズム』『セイタカアワダチソウの空』『花粉・受粉』 と一気に読み切ってしまった。 やはり物事は一方から眺めていてはつまらないしわからない。 季節がめぐるようにすべての人に訪れる喜びと悲しみ、 成功と失敗、挑戦と挫折、希望と絶望、光と陰。 でも、幸せか不幸せかは、自分で決めることでしょう?(2011.06.08)
![]() PR 死んだあなたに、「とりつくしま係」が問いかける。 この世に未練はありませんか。 あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ、と。 母は息子のロージンバックに、 娘は母の補聴器に、 夫は妻の日記になることを選んだ。 全10篇の短篇集。 どれも切り口や設定が違って面白い。 そしてどれもやはり、せつない。 歌人というだけあって、 言葉の選び方に無駄がないというか、 流れるようにうつくしいです。 書道の先生の扇子になった『白檀』と、 憧れの先輩の彼女のリップクリームになった『くちびる』 がお気に入りです。(2011.06.03)
![]() 東京・神谷町にある、大正期に建築された洋館に暮らす柳島家。 ロシア人である祖母の存在、子供を学校にやらない教育方針、 叔父や叔母まで同居する環境、 さらには四人の子供たちのうち二人が父か母の違う子供という事情が、 彼らを周囲から浮いた存在にしていた。 家族のそれぞれの体験を、視点も時間も飛ばして、自由につなぎ合わせて書いてゆく。そのときに見えてくるものを見たかったし、見せたかった。家族といっても、一人ずつ、ですから。(帯より) 計られたとしか思えないタイミングで、 私も自分の家族にまつわる"秘密"を知ってしまった。 これらの「風変わりな家族」の中から見えてきたもの―――。 それは、絆、としか呼べないものだった。 外から見れば切れかけていたり、 あるいは変に絡まっているように思えても、 外側からは決して見えない結び目があったりする。 そして一本一本の紐には確かな意志があり、 固有の色があり、物語がある。 これらの結び目の固まりが家族、なんだと思う。 紐の意志のあるなしに関わらず、 必ずどこかに結び目は存在し、 また、新たな結び目が出来る可能性を帯びている。(2011.05.21)
![]() 母が亡くなった。 気を落とす父のもとに、日焼けをした金髪の女の子が現れる。 生前の母に頼まれ、四十九日の間家事を請け負うという。 そこであるレシピの存在が明らかになる。 書評的なことを言うと、 アイデアはいい、伝えたいこともわかる、キャラも立ってる、 でもそれぞれが少しずつ脱線していてまとまりに欠ける。 内容は面白いからそれがもったいないなぁと思いました。 ところで『眠れぬ真珠』に続き、 また"亜由美"がみっともない女として登場してるんですが! 自信なくしちゃうんでやめてください(笑) (2011.04.30) 失って初めて気が付いた。
![]() ひさびさのパウロ・コエーリョ。 『アルケミスト』『ベロニカは死ぬことにした』に続き三冊目。 この人の本は読破することに決めています。 スペインの小さな田舎町で生まれ育った29歳の女性ピラールは、 12年ぶりに再会した幼なじみの男性から愛を告白される。 病を癒す力をもつ彼は、彼女に一緒に来てほしいという。 女性性エネルギー、そして、愛の癒し。 彼との旅を通して、彼女は目覚めていく。 プロポーズの言葉が、特別な意味をもって私の心に響きました。 (2011.04.21) 人間の常識なんて、神の目を通してみればそれこそ凶器そのものだということを、忘れないで下さい。しかし、もし私たちが魂の中に住んでいる子どもの声に耳を傾ければ、私たちの目は輝き始めます。その子どもとのつながりを保っていれば、私たちは人生とのつながりを失うことはありません。
「そう。世界は今、多くの人々が同じ言葉を受け取り始める時代になっているのです。それらの言葉は、『あなたの夢に従いなさい。神へと導く道を行きなさい。あなたの奇跡を行いなさい。癒しなさい。天使の声に耳をすませなさい。自分自身を変えなさい。戦士になり、良き戦いを戦って幸せになりなさい。危険を冒しなさい』というものです」 ![]() |
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プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。
2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。 将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること! いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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