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一度きりの「いま」。
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友達に貸してもらった白石一文2冊のうちの1冊。

大手企業に勤めるキャリア女性の29歳から40歳まで。
恋愛、仕事、結婚、出産、家族、死…あらゆることが描かれています。

「運命」に対する考え方が自分のスタンスと似ていて、すごく共感できた。
意志でつくる部分もあって、受け入れる部分もあって、
でもすべてをひっくるめて大きな流れがあって。

「いのち」に対してはまだ私の考えが足りないから、
またいつか読み返したいです。

それにしてもひさびさです、この感じ。
この本に出会うことができてよかった。
これを読んだおかげで、私の人生は少し変わりました。


 運命というのは、たとえ瞬時に察知したとしても受け入れるだけでは足りず、めぐり合ったそれを我が手に掴み取り、必死の思いで守り通してこそ初めて自らのものとなるのだ――最後の手紙で沙織が言いたかったのはきっとそのことに違いなかった。
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双子の姉妹、小春と日和。

タップダンスに夢中になったり、
それが元でCMに出演したり、
ちょっとした家族のごたごたがあったり。

この双子の持つエネルギーにとても惹きつけられました。

自分の周りに双子がいないから想像することしかできないけど、
兄弟や姉妹とはまた違った特別なつながりなんだろうなぁ。

小春に比べると、少し消極的な妹の日和。
彼女の視点で物語りは進み、
そこがとても良かったと思います。


「でも、だからと言って、今しかチャンスはないかも、って、がつがつ食いつく必要もないと思うんだよ。本当は、今そうしたくない、って感じているのに、今やらなきゃできない、って慌てふためいても、うまくいくもんでもないだろうからね。やっぱ無理しちゃいけないと思うんだ。結局さ、やりたいときにやりたいことをやるのが一番だって気がするんだよね。自分の中にあるエネルギーを素直にまっすぐ前へ飛ばしていこうと思ったらさ」



三姉妹の、麻子と治子と育子。
女の人ならみんな誰かに自分を重ねてみて読むと思う。

私は、【1:6:3】でした。

麻子①⇒こういうタイプは軽蔑してると言ってもいいけど、物事に0なんてないと思うから
治子⑥⇒仕事も恋愛もみたいなエネルギーの強さや、はっきりしないことが嫌いなさばさば感
育子③⇒自分の思想に基づく行動。育子的な部分は多いと危険だけど絶対に失くしたくない

それにしても、『思いわずらうことなく愉しく生きよ』。
とても素敵な家訓です。
 恋とは違う、と、育子自身は思っている。育子には恋は怖すぎる。恋に足元をすくわれないように、細心の注意を払って生きてきたのだ。
――誰かのものになりたいの。
 姉妹でお酒を飲んだ新年会で、自分がそう言ったことを思い出す。
――誰かのものになんてなれないのよ。
 怒ったような口調で、香水のきりっとした匂いの中心で治子が断じ、とりなすみたいに麻子がにっこり笑みを浮かべて、
――そうなりたいなら、自分でなるよりないのよ。
 と、言ったのだった。



先輩のブログで紹介されていたので読んでみました。
何気に初☆浅田次郎。

死後の世界から三日間だけ仮の姿で現世に戻ってきた3人(おじさんとヤクザと小学生)。
制限時間の厳守、復讐の禁止、正体の秘匿。
この3つは守らなければならないから、出来ることは限られている。
それでも、それぞれがそれぞれの目的のために奔走する。

読んでいて、何度も涙ぐんでしまいました。
人がいれば、人の数だけ、いろんな人生やストーリーがある。
そんな当たり前のことが妙にこたえました。

きっとどんな人生を歩んでも少しの後悔はしてしまんだろう。
だからせめて自分の大切な人たちに、日頃から、
ごめんなさいとありがとうを伝えておきたい。

(生い立ちを嘆いている暇なんかないぞ。人生はお前の考えているほど長くはない。泣いたり憎んだり悩んだりする間に、一歩でも前に進め。立ち止まって振り返る人間は、けっして幸せになれないんだ)



映画がとてもよかったので小説も買おうと思ってたら、
会社の先輩が「これ読む?」と言って貸してくれました。

智史と花梨の会話がとてもいい。中身も、テンポも。
そして、智史のお父さんの世界観が素敵です。

待つということは、受け身で、動きがなくて、
私にとっては嫌いな行為のひとつだったけど、
前向きなそれもあるということを知りました。

『いま、会いにゆきます』は映画も小説も似ていたけど、
こっちはかなり違う気がする。
でも、それぞれがいい作品だと感じました。

 誰かを愛し、たとえその誰かを失ったあとでも、悲しみとともにその面影を忘れまいと思うこと。悲しみが深いほど、その記憶は強くぼくらの心に刻まれ鮮明に残る。
 だとしたら、彼らを忘れてはならない。彼らがそこにいたこと。愛し、愛され、微笑みを交わし合っていたこと。そのすべてに意味があるはずなのだから。


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プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。

2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。

将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること!

いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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