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一度きりの「いま」。
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お気に入りの本屋のひとつ、新宿ルミネ2のブックファースト。
高校の友達と会ってぶらぶらしてたときに見つけた一冊。
この本のこと聞いたことあるぞ、と思って買いました(題名のインパクトにもやられた。笑)。

小心者の体当たりの海外ひとり旅。
海外へ行って異なる文化・人々にふれると、
その異なるものに強い影響を受ける一方で、
自分の国や自分自身について考えさせられる。

海外で長く暮らしていたある人の言った、
「このままだと日本人としての感覚を失うと思って帰って来た」
という言葉を思い出しました。

まだ見ぬものへのエネルギーにあふれていて、
人生をもっとおおらかな目で見られるようになる本です。
今年はひとり旅、してみようかな。


 私は旅をしながら、自分とは「違う」何かに惹かれながらも、結局、自分と「同じ」だと思えるものを探しているのかもしれない。香港の雰囲気や食べ物がどれだけ日本と違おうが、ここに住んでいる人に対して抱くのは「私と全然変わんないな」という思いばかりだったからだ。
 あぁ、なんか「動く」のってスゴい! この旅に出たことも、こうやってバスに揺られていることも、すべては私が動いたことから始まったんだ。人との出会いだって、動くことから始まる。こっちが出向くこともあれば、向こうからやって来ることもある。でも、心が動かされなければ、それは出会いにはならない。ただのすれ違いだ。ジーッとしていたって何も始まらないし、何も変わりはしない。心を動かす、体を動かす、なんでもいい。とにかくいつも、動いていることが大事なんだ。
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話題作!!気がつけば連続で医者モノ。
漫画『医龍』を(夜を徹して)読んだことがあるので、
バチスタ手術に関してはちょっとだけ予備知識がありました。

普段はあまりミステリーを読まないので、
先が気になって仕方がない気持ちを久しぶりに味わいました。
ただ、独特のスリル感があるものの、
誰かの人生を描くという点ではちょっと物足りなさが残りました。
これは私がミステリーを読んだときによく思ってしまうことなのですが。

でも、田口と白鳥のコンビが、
メンバーの人格をそれぞれのやり方で掘り起こしていく過程が本当に面白かった。
犯人が誰かということより、むしろそっちを楽しんでしまいました。
このコンビの他の話も是非読んでみたいです。

それにしても、映画公開前に読めてよかった。
キャストを見ましたが、鳴海(池内博之)、氷室(田中直樹)、酒井(玉山鉄二)、
大友(井川遥)あたりはほぼイメージ通り。
桐生(吉川晃司)、垣谷(佐野史郎)は全然違う。
肝心の田口(竹内結子)、白鳥(阿部寛)もかなり外してるけど、
実力派だけにどう演じてくれるのかが楽しみです。


「このゲームを止めるのは、田口先生だろうとずっと思っていた。この病院で先生だけは、他の人があっさり切り捨ててしまうものに気持ちを向ける人だったから」



伊良部シリーズ第2弾で直木賞受賞作。
文庫化されたのでさっそく買いました。

飛べなくなった空中ブランコ乗り、
尖端恐怖症のヤクザ、
義父のヅラを取りたい神経科医、
投げられないプロ野球選手、
書けない女流作家。

今回も個性豊かな症状の患者と伊良部医師。
この掛け合いと、症状を治す過程がやっぱり面白い。
どこまでが天然で、どこからが計算なのかさっぱりわからない。

第3弾の『町長選挙』はまだ文庫化されてないので、
買おうかどうか迷ってます。

 きっと大丈夫だ。そんな気がする。負けそうになることは、この先何度もあるだろう。でも、その都度いろんな人やものから勇気をもらえばいい。みんな、そうやって頑張っている。さくらの昨日の言葉には、本当に励まされた。反省もした。自分の小ささを恥ずかしく思った。(『女流作家』より)
  
  


ずーっと読みたかった話題作。
またまた会社の先輩に貸していただきました。
いつもありがとうございます◎

巧のように、かけがえのないもの、があったわけではないけど、
ああやってひねくれて(傍から見れば)しまう気持ちはすごくわかった。
きっぱりとした強さ、とげとげしさ、冷たさ。
なんだか子供の頃のひとりの時間が思い出されて、
少しだけ心が痛くなった。

ひとりでいられる強さを身につけてしまうと、
誰かを心底頼れない弱さも生まれてしまう。
強さはいつも弱さを内包している。
でも、それに気がつき受け入れることが出来たなら、
本当の強さを手に入れられるのかもしれない。

後半は、「運命のつながり」について考えながら読みました。
出会えてよかったと幸せをかみしめるだけじゃ済まない。
他には代えられなくて、ひりひりとして、
出会わなければよかったとまで思ってしまうようなつながり。
それは単純に幸せと言い切ることは出来ないけれど、
どうしても人を惹きつけてしまうものなんだろうなぁ。


自分の限界の先を見てみたい。ここまでだと自分の力を見切った、その先に行ってみたい。超えてみたい。あきらめて、誰かが敷いてくれた安全な道を行くのではなく、誰も知らない、教えてくれることのできない未来に自分を導いてみたい。
こいつに対してだけは、恥ずかしくない自分でありたいと思った。その思いがなんなのか知りたい。自分にむかってではなく、他人に対してこうありたいと思うことは、弱さではないのか。誰にも頼らずに、もたれずにいることが強さではないのか。そこを知りたかった。それは、一人で走っていてはわからない。マウンドでもわからない。
「投げられる」
 投げられる者でありたい。なに一つ条件をつけることなく、最高のピッチングを成す者でありたい。誰からもなにからも、自由でありたい。
 囚われない。囲われない。縛られない。つなぎ止められない。
 それが巧の答えだった。考え、探り、自分に問うて、幾度も同じ思索をくりかえし、たどりついた答えの一つだ。



こちらも旅行前に東京駅で買いました。
高校の友達にも聞いていたので、ちょっと気になっていた本です。

結婚して主婦として生きる薫と、
独身のまま仕事でキャリアを積み続ける乃梨子。
対照的な人生を歩みつつも、相手の生き方を羨んでしまう2人。

どちらの人生がより良いとか、
どちらの人生が勝ちということではないのだろう。

仕事も出来るし、子供も産めるし、女の人はラッキーだ。
そう思って自分の生き方に自信を持って、
面白い人生を生きていけたらいいな。

「でもね、いちばん後悔しているのは」
 紗絵が顔を向けるのを感じた。
「どうしてもっと、自分の生き方に自信を持って来なかったのだろうってことかしら」
 乃梨子はそれを紗絵にではなく、自分に言い聞かすように言った。
「何て言えばいいのかしら、もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手に想像して、それに嫉妬してしまうのね。何だか、いつも生きていない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなもの、どこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに」




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プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。

2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。

将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること!

いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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