一度きりの「いま」。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 純粋なことが良いことだなんて誰が決めたんだろう。 白、というイメージも。 この作品の登場人物たちはそれぞれにとてつもなく純粋だけど、 それは赤だったり灰色だったりする。 読んでて痛くてときどき吐き気もしたけど、 一つの作品として評価できる。 こういうのを純文学って言うんだろうな。 「好きです」 才色兼備のキャリアウーマンで家事の出来ない女。 “三低”の売れないライターの男。 2人が出会い(付き合い)結婚し子供ができる。 描かれていたのはひとつのリアルな結婚生活。 自分の周りで結婚する人が増えたり、 同世代で話をしてても「結婚」という単語が当たり前のように出るようになったけど、 私にとってはまだまだ現実感のわかないケッコン。 自分の理想と現実的な幸せの間を縫って、いい結婚をしたいなぁと思います。 …できたら20代のうちに(笑) 「あなたに妙なこだわりがあるからよ。偉そうな顔をするからよ。パンツがどうしたって? 私も、私の母も、祖母も、夫や父や祖父のパンツを洗ってきたのよ。洗濯機もない時代から。つまりあんたたちは、そうして平然として、自分の脱ぎ散らかしたものを洗わせてきたんじゃないの。そこに恥じらいがあった? 感謝があった? たかが汚れ物だろうが」 女性もセックスも退屈だ、という大学生の主人公リョウは、 娼夫の仕事を始め、女性の中にひそむ欲望の不思議に魅せられていく。 この作者の、女性に対する視線はどこまでもやさしい。 年を重ねた女性をこんなに肯定的に描ける男の人っていないんじゃないかな。 ここに出てくる女の人たちの話し方は芝居がかってるけど、なんかいいなぁ。 ぼくは娼夫になり、より自由になった。以前から人を外見や性別や年齢や仕事で判断する傾向は人よりすくなかったと思う。それがますます減って、その人の話をきちんときくまではすべての判断を保留するようになった。ある人が語るストーリーが世間の常識やよい趣味からはずれていくとき、身をひいて心を離してしまうのではなく、それまでよりもっと耳を澄ますようになった。欲望の秘密はその人の傷ついているところや弱いところにひっそりと息づいているからだ。 |
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プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。
2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。 将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること! いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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