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一度きりの「いま」。
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図書館で本を借りたのなんて何年ぶりだろう。
なんとなく岡山とのつながりがほしくて図書カードをつくり、
なんとなく手に取った本を借りてみました。
三浦しをんさんの作品は初めてです。
第135回直木賞受賞作。


東京のはずれに位置する「まほろ市」の
駅前にある便利屋、多田便利軒。
経営者の多田と同級生で居候の行天の不思議なコンビ。

家族の代理でおばあちゃんのお見舞い、バスのダイヤ乱れの監視、
庭の草むしり、塾に通う小学生の送り迎え、女子高生の身辺警護、
たいていのことは承ります。


登場人物たちに共通点があって、皆、傷を抱えている。
まだじくじくと痛むものから、かさぶたになってもう取れそうなものまで、
いろんな過程のあった傷。

大切なのはその傷を嘆くことではない。
少なくとも同じ傷を持つ人の痛みがわかるし、
同じような傷を人に与えないということが出来るはず。

自分にしかない傷跡を誇れる人生にしましょう。(2011.03.12)



「聞けよ、由良」
 多田はその手をつかみとめた。「だけど、まただれかを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、おまえは新しくだれかに与えることができるんだ。そのチャンスは残されてる」
 由良の手が多田から離れた。閉まりかけたドアに向かったて、多田はつづけた。
「生きていれば、いつまでだって。それを忘れないでくれ」

「はるのおかげで、私たちははじめて知ることができました。愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」

 失ったものが完全に戻ってくることはなく、得たと思った瞬間には記憶になってしまうのだとしても。
 今度こそ多田は、はっきりと言うことができる。
 幸福は再生する、と。
 形を変え、さまざまな姿で、それを求める人たちのところへ何度でも、そっと訪れてくるのだ。


        人気ブログランキングへ相手からもらった、"愛したいと感じる気持ち"を大切に☆
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プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。

2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。

将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること!

いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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