一度きりの「いま」。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 『切羽へ』で第139回直木賞を受賞した作者。 この作品も第138回の候補作のようですが、 受賞作から読まないところが私のひねくれたところです。 いろんな温度の愛と食。 愛することと食べることは似ているのだろう。 そして、必ずしも幸せと言い切れない愛の形が多い中で、 それでも全体に冷え切った感じがしないのは、 出てくる食の力によるものなのだろう。 「クリスマスのミートパイ」「ゆで卵のキーマカレー」「ベーコン」が好きです。 この作者の視点の醒め方が気に入りつつも、 あたたかめの作品を選んでしまうところが、 私のまだ子供で甘いところです。 鵜飼ほど魅力にあふれた男を、晴子は知らない。しかしやっぱり、鵜飼にもかすかな欠けがある。欠点などではない。針の先ほどの空白のようなもの。それが何なのかは謎だった。自分がこうまで鵜飼に焦がれるのはそのせいとも思えたし、あるいは焦がれるということは、相手の中にそのような空白を図らずも見つけてしまうということなのかもしれない、とも考えた。(『煮こごり』より) PR ![]() ![]() |
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プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。
2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。 将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること! いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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