一度きりの「いま」。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 話題作だったので気になっていたものの、 読むにはエネルギーがいりそうだったので、 そのきっかけを待っていた本。 タイに住んでいるうちに読もうと思い、 会社の先輩に又貸ししてもらいました。 (検閲が入ってるのかタイでは売ってないようなんです) 幼いうちに親から売春宿に売り渡され、 世界中の富裕層の性的玩具となり、 涙を流すことさえ許されない子供たち。 幼児売春。そして臓器売買。 タイにいれば嫌でも目につく、 日本人のおっさんとタイ人の若い女の子の組み合わせ。 もう成人しているとはいえ、そしてきっと合意の上とはいえ、 お金にものを言わせて貧しい国の人間を買うという行為は、 この本に書かれていることと何が違うんだろう。 女性をレイプして妊娠・中絶させる日本製のゲームが、 イギリスの国会で取り上げられ販売中止となった、 というニュースがついこの前もあったけれども、 本当に吐き気がしたし日本人として恥ずかしいと思った。 海外にいると、自分の国を嫌いになる瞬間は、多々、ある。 お金でも、才能でも、“力”を持っている人は、 どうかそれを正しく使ってほしい。 自分の欲望を満たすためだけではなく。 他人の魂を傷つけることなく。 弱いものを救うことができるものでもあるのだから。 小説のテーマ、徹底的に現実を見つめる視線は良かったのですが、 内容がちょっとジグザグしていたので、 もっと太い線で描き切った方がいいように思えました。 あと、これはこの作者の描き方なのかもしれせんが、 もうちょっと感情というか想いが入ってる方が私は好きです。 不安なまなざしで寄り添い、音羽恵子の手をしっかり握りしめている子供たちの手から伝わってくるぬくもりに音羽恵子はいまはっきりと思うのだった。わたしを必要としている子供がいる限り、わたしはここにとどまろう、と。それがわたし自身なのだから。この現実から別の現実――日本に逃避しても、わたしはわたし自身から逃れることはできない。わたしは子供たちと一緒にわたし自身を生きるのだ。 PR ![]()
なんか…
いやぁな気持ちになりました。こないだもM男とそんな話したところです…。
あたしにも貸して下さい ![]() M男って(笑)
間違ってないのに笑っちゃうよ。
ポジティブといっても現実から目を背けて、 夢ばかり見ているのは違うと思うから。 いろんな現実を知った上でそれでも 前向きに夢を見られるような人間になりたい。 性描写も生々しいし、 あんまり免疫がないと読後感も悪いと思うから、 覚悟して読みなされ ![]() ![]() ![]() |
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プロフィール
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ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。
2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。 将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること! いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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