一度きりの「いま」。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 現代(2001年)の日本を生きるフリーター健太と、 戦時中(昭和19年)の日本を生きる飛行兵吾一が入れ替わってしまう。 それぞれの世界に順応しようとする場面が面白かったです。 吾一が必死に現代の言葉を使おうとするところとか。 「大年増」には何度も笑ってしまいました。 ただ、作者が伝えようとしているものはとてもすばらしいものに思えたけど、 いまいち世界に入り込めず(特に健太×昭和19年)、 読むのに2週間もかかってしまいました。 視点の切り替えが、私には早すぎるように感じました。 やっと片方の世界と文体に慣れたと思ったらもう一方の描写になってしまって、 入り込んでがーっと読むことができませんでした。 (ラストはそのスピード感がかえってよかったけど)。 いまある国も、平和も、生活も、命をかけて必死に守ってきた人がいたからこそ、 あたりまえのように存在しているだけなのだと感じました。 五十年後の日本は、多すぎる物質と欲と音と光と色の世界だった。誰もが自分の姿を見ろ、自分の声を聞けとわめき散らしている。謙虚も羞恥も謙譲も規範も安息もない。 だいじょうぶじゃない。健太は気づきはじめていた。 PR |
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プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。
2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。 将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること! いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
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