一度きりの「いま」。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 『アナザーワールド』(よしもとばなな)を読んで、 ついにサボテンを買いました ![]() ![]() 家に来てすぐに母に激突され、 さっそく前途多難な私のサボテンの成長 ![]() そういえば『王国』シリーズを読み返してから、 植物の力に助けられている瞬間を良く感じるようになりました ![]() ![]() ![]() PR その3で完結だと思っていた『王国』シリーズ。 地元の本屋さんでその4を見つけたときの驚きといったら。 そしてそれを手に取り帯を読んだときの更なる衝撃。 あわててその1~3まで読み返しました。 三年振りの世界でしたが、 あぁ、あの時も同じように苦しかったなぁと思い出した。 それでも、心に引っかかってくる場所が三年前とは微妙にずれている。 人が出会うときにはどうして出会ったかという意味と約束がある、 と楓は言っていたけれど、 私は本との出会いにもそれをよく感じる。 この本に再び出会えたことによる、 新たな変化と兆し。 私は、それを信じたい。 生きていくっていうのはきっと、流れて変わっていくということなのだろう。そして植物が何回枯れて代が替わろうと同じ種類の種は同じ種類の葉を出し同じ花をつけるように、私が私であるたったひとつの命の芯みたいなものが、きっと生きていくということのなかにだけあるのだろう。 ほんとうにこわいことは、たったひとつ、自分の魂を自分がおろそかにすることだけなのだとわかった今では、こわいことはもうなくなった。 なにを滞っていたんだろう? なんでなにかを決めなくちゃいけないと思っていたんだろう。風も波頭も気持ちも遠くの緑のざわめきも港に見える船も全部がバランスよくそれぞれに動いているその世界の中で、私は自分のことをばかみたいと思った。何も欠けたものなんかないのに、自分だけ狭い気分になって深刻ぶることさえも、ゆるされているのだと。 ![]()
最近は携帯メールを一人前に使いこなせている、と思っている母
![]() ![]() しかし、、 「夕食に鰻食べる?」 その五分後、 「ゆうしょく うなぎたべる」 母は質問に自分で答えた ![]() しかも漢字変換能力を失った ![]() そして、最近の母は力強い。 「スーツ受け取ったよ!これからマーケットに行ってくるね!」 「夜食 おいしい刺身有るよ!」 「ご飯炊くね!」 母は「!」マークを覚えた ![]() ![]() そしてまたある朝、、 「おにぎり 忘れたよ!」 その五分後、 「食べたよ!」 母は娘の朝ご飯を何の迷いもなく平らげた ![]() 母が絵文字を覚える日は来るのでしょうか ![]() ![]() 「良い悪いではなく、変わろうとしている、という感じがする」 お寺の先の坂の上にある洋風レストラン。 食べてるそばから体が喜んでいるのがわかる美味しいランチ。 多国籍の植物がひしめき合う庭。 私はこの日から、紫陽花が好きになった。 何かの兆しのように。 よけられなかった波とピンクの貝殻。 夜の海のはるか上に瞬く一番星。 水に浸かったあとのけだるさを癒してくれる海の恵み。 二度とは訪れない同じ瞬間、特別な時間だった。 私がこれからもまだ、痛みを抱えて歩いていくのに決定的に必要な。 そして、やっと。 微かに、本当に微かに、光の端っこが見えた気がした。 その光の源に追いついた日のことを思うと、涙で行く手が滲んでしまう。 だから、私は涙を拭い、このままもう少し歩いていこうと決意する。 ![]() |
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
ayumi
性別:
女性
職業:
国際物流業⇒食品メーカー
趣味:
読書、野球、トラ、ぷよ
自己紹介:
社会人7年目。海外駐在員を目指し、2009年4月から半年間はタイで働いてました。
2010年12月に外資系食品メーカーへ転職。まずは岡山で働くことになりました。 将来の夢は、自分の言葉と「食」を通して、世界の1人でも多くの人に前向きで幸せなエネルギーを届けること! いつまでも魂を輝かせておけるよう、好奇心と向上心と「いま」を大切にして生きています。
ブログ内検索
アクセス解析
|